松枯れ被害甚大


糸島市では2010年から松くい虫による被害が爆発的に拡大し、全体の二割強の4万5千本の松が枯れ、防風林の消滅により生活に支障をきたしたり、白砂青松の美しい海岸線の景観が損なわれようとしています。

これ以上の被害を食い止めようと官民一体となった取り組みが始まりました。

まずは松くい虫(マツノザイセンチュウ)の被害で枯れてしまった木を切り倒し場外に搬出し、焼却処分します。何故なら、松くい虫は枯れた木をそのまま放置しておくとその木で越冬し春から初夏にかけて運び屋であるマツノマダラカミキリの体に乗り移り、5~7月にかけて健全な松の木の中に入り木を衰弱させ枯死させるのです。

枯れた松林を再生させ、白砂青松の海岸線を復活させようと官民一体となって行動が開始されました。

一度枯れた松が防風林の役目を果たせるまでには20~30年がかかります。

この日は地元住民を始め、ボランティアや行政関係者約100人が集まり300本の松の苗木を植えました。

続いて行われた「森林保全再生シンポジウムin糸島」では専門家をお呼びして ~ 考えよう 今 私達にできること~ と題して基調講演に続いてパネルディスカッションが行われました。

ポイントはいかに多くの人がこの被害の深刻さに気づき、行動するか。また防除等は適期があり関係する知識を十分に身につける事だと理解しました。

先祖から受け継いだ尊い財産です。きっちりと子・孫達に引き渡す責務があります。以前のような生い茂った松林になるまでは少々時間がかかりますが諦めず、息の長い活動にして行くお手伝いを続けたいと思っています。